
つくば市は駅前の開発が盛んで大きなマンションもたくさん建って商業施設も増えています。東京へも電車でピュッと行けてとても便利で暮らしやすい街です。
でも、つくばの魅力は駅前だけじゃないんだゾ!!!
つくば市には「R8」と呼ばれる8つの周辺市街地があり、それぞれの地域で今「もっと地域を盛り上げていこう!」という素敵な動きがあるのです!
その「R8」のそれぞれの動向をつくば市周辺市街地振興課に聞きに行ってきたので前編・後編に分けてご紹介します!!
古きと新しきが融合しつつある、街歩きが楽しい「北条」
筑波山の麓に近く、歴史を感じる商店街の街歩きが楽しい北条。
ここを今中心となって盛り上げているのが「北条まちづくり振興会」の青年部会のみなさん。

メンバーは30〜40代の方が中心で、商店街に出店しているオーナーさんたちなどで構成されているそうです。
2019年に立ち上がったばかりの部会とのことですが、「みんなの登校日」というプロジェクトを立ち上げて北条のPR動画を作成したり「北条大会議」というイベントを開催したり、とても精力的に活動されています!

北条は以前から大学生を巻き込んだ取り組みがあり、大学生の関わりが多いのも特筆ポイント。
街の拠点として活用している「北条ふれあい館」では大学生が情報収集している姿も見られ、新しい取り組みにも大学生の参加が多いんだとか。
歴史ある建物を改装した「カフェポステン」さんや「青山うどん」さんなどおしゃれで人気のお店もあり、「矢中の杜」という施設を中心に芸術系の取り組みも多く、若者からシニアまでたくさんの方の関わりがあってめちゃくちゃ元気なエリアです!!
最近の新たな取り組みとしては「イリアイテンポ」が見逃せません。

若い人ウェルカム!な風土で移住相談も多いそう。
まずは「北条ふれあい館」へ情報収集しにいってみてください♪
宝篋山や小田城跡など、観光資源豊富で地元の層が厚い「小田」
小田は新旧含めた地元の方たちの動きが盛んな地域です。
2019年12月には「TSUKKURA」さんが観光客や地元の方たちの休憩場所になる「TAMARIBA」をオープン。

2020年6月には「小田地域まちづくり振興会」さんが廃校を利用して地域交流の拠点となることを目指した「小田小交流プラザ」をオープンしました。
どちらも地元の方たちが中心となり、若い世代から経験豊富な熟練世代までが活躍している素敵な地域!
宝篋山を整備して人気の観光スポットにまで育て上げているおじさま方がいたり、小田城を愛してかなり詳しい歴史などを語ってくれる小田城親衛隊の方々がいたり、古民家を活用した取り組みをされている方がいたり、これから地域を盛り上げていこうと活動している若い世代がいたり、それをサポートする元行政マンのおじさま方がいたり…とにかく地元民の層が厚いし熱い人たちばかり!


何度も城を奪われ「戦国最弱」と言われるも、何度も地元民の助けを借りて城を奪い返して「不死鳥」と表現された小田氏の流れを汲む小田地域。地元民の層が厚いのは歴史の流れから必然のことのように感じます。
宝篋山ハイキングや小田城跡の歴史散策に訪れた際には、ぜひ「TAMARIBA」さんや「小田小交流プラザ」などの各スポットに立ち寄って地元の方のパワーも感じてみてください♪
人口流入も多く、女性の活躍がめざましい「大曽根・花畑・筑穂」
この地域を盛り上げているのは「大曽根・花畑・筑穂地域活性化協議会」のみなさん。
心あるつくばの民ならば一度は耳にしたことがある「もっくん珈琲」を拠点に、新しい世代と古くから住む方々がともに活動しているとのこと。
最初は大曽根の地域からまちづくりの協議が始まったのですが、一帯の地域活性を考えたときに新しい地域でもある花畑や筑穂の方も巻き込めないかという話が上がり、花畑や筑穂でもまちづくりに関心の高い人が多く、双方が関わり合ってうまく融合していくことになり、「大曽根・花畑・筑穂地域活性協議会」が生まれたのだとか。めちゃくちゃ良い話…!
有能で活発なマダムたちがいらっしゃるそうで、今年はみなさんでフリーペーパーを作成していて、分担しながら企業などにも積極的に営業されたりしているとか!
『地域フリーペーパー広告欄を募集します!(^^)/』 大曽根・花畑・筑穂地域活性化協議会では、本年度まちづくり事業として、 地域フリーペーパーを作ります❗️ 2021年2月発行予定(画像はイメージです)。 15,000部作成し、地域への全…
大曽根・花畑・筑穂タウン 〜里山と同居する生活利便なまち〜さんの投稿 2020年10月6日火曜日
お話をきいていて女性の活躍が多そうだと感じ、これからの取り組みが楽しみな地域です!
住宅街をちょっと離れると筑波山の景色がきれいで、アルパカもいるそうなのでお散歩にも良いですよ♪ 2020年2月に作成された街歩きMAPは必見です^^
自然に恵まれ、美味しいお酒と食を生み出す「吉沼」
下妻市に近く、小貝川周辺で稲作も盛んな吉沼地域。
自然に恵まれ、20歳以上のつくばの民ならば一度は口にしたことがあるという噂の「霧筑波」を生み出したのも吉沼にある「浦里酒造」さん。
他にも、生どら焼きで有名な「宝集屋」さんや唐揚げが人気の「ミートショップいちむら」さん、そして「オリゴ糖の王様」と呼ばれるほんのり甘い新野菜・ヤーコンを育てる「つくばヤーコン」さんを擁する、美味しいものに事欠かない地域です!
吉沼祇園祭は地域内外で有名で、遠くから神輿を担ぎに来る人もいるのだとか。
そんな吉沼の地域を盛り上げるのが「吉沼、元気!仰天協議会」のみなさん。50〜70代くらいの方々が中心となって活動しているとのことです。
2020年2月は「食と酒の祭り」を行い、大盛況の様子でした。次回開催される際にはぜひ行ってみたい!!
そして吉沼で特徴的なのが、筑波大生を中心にアートの普及に取り組む「つくばあーとどあ」さんとの取り組み。
現役の吉沼小学校を会場に「筑波大生と似顔絵を描こう!in吉沼」を開催したり、地域の公民館で「筑波嶺三十六景」を開催したりしています。現役の小学校が会場になるイベントってあまり聞いたことがないので印象的です。
現在は空き家などの場所を探して地域拠点をつくるための取り組みをすすめているとのこと。素敵な地域拠点ができるのが楽しみです♪
上郷、谷田部、栄、高見原の4地域は後編へ続きます!